2008 December

Paris

 
 
2週間ぶりにパリに戻ると、もう本当に真冬!朝も9時くらいにならないと夜が明けない。お天気オンナの私がパリに戻ると、いつも何故か晴れ・・・。夜明けも美しく、快晴とはいえ街は白い印象。ガソリンを入れに行くと薪が積まれていてもう暖炉の季節。

 

Paris

 
 
 
 
パリに戻るや否や、アトリエにカンズメの私!今晩はST.NICOLAのソワレ。アルザス地方のお祭りで、その昔アルザスはこの日がクリスマスだったとか。スパイシーなケーキ、パン・ド・エピスを頂く。サンジェルマンでもこの週末は22時まで、このパンとシャンパンでお客様をお出迎え。シャンデリアのエキスパート、J氏のギャラリーでは、オランダのお姫様が特別に作らせたというジュエリー用のチェスとのお披露目が。いつお会いしても本当にいろいろなお話しをして下さるJ氏、アンティークの百科事典のような方。久しぶりに皆に会うと「TOKYOはどう?」 それにしても寒い・・・。暖かいハーブ・ティーを頂いて早めに眠る。

 

Paris

 
 
 
 
パリの車事情は東京よりヒドイ。唯一使える日曜日の朝。今晩はお客様なのでマルシェにお野菜を買いに行く。フレッシュなハーブだけのスタンドはむせるような香草の匂い。日曜日だと言うのに、明日の納品を前にアトリエの私。
午後はブリュッセル大学のT教授夫妻と、中世の考古学のギャラリーへ。ST.NICOLAのお祭りとあって、ふんだんのフルーツとシャンパンを頂きつつオーナーの説明を伺う。奥様は、私のBIJOUXを皆さんに紹介してくださる。帰りにドラクロア美術館に寄る。サンジェルマンのエアー・ポケットのようなこの広場。アトリエの雰囲気も、この中庭も大好き。
長い友人と久しぶりに我が家で和食。友人とのお喋りは本当にくつろぐ。 早寝の私を気使ってくれて22時には終了。そして22時半には・・・就寝・・・。

 

Paris

 
 
 
 
午後の納品に向けて佳境のアトリエ。このBIJOUXが各国に飛んでいくと思うとなんだか嬉しい。キャセイパシフィックのカーゴ便の時間が迫る・・・。今晩は長い長い友人、彫刻家のV氏の作品が某会社の本社を飾り、そのパーティーに伺う。やはり経済界の方々ばかりが盛大に集まり、ふんだんにシャンパンが振舞われる。広間の彫刻の横でV氏のご子息とお喋りしているマメ粒のような私!

 

Paris

 
 
来週早々にカーゴに載せる作品の制作が再び始まる。あまりの寒さにこのままアトリエで仕事をしたい〜・・・つまり動きたくない!それほど寒いのです。 某大御所デザイナーの姪子のC夫人、困った時はいつも助けて頂いているのだから・・・とナントカ出かける。ギャラリーで皆に会ったら元気になる。早い時間に伺ったのでC夫人ともゆっくりお喋りできてよかった。 コンコルド広場の観覧車とクリスマスのイルミネーションがあまりに美しいので、極寒ではあったけれど 歩いてセーヌ河を渡り、オルセー美術館を抜けて、次のヴェルニサージュに向かう。 ハイジュエリーで遊びのあるデザイン、これ以上の贅沢はないと思うこのギャラリー。 いつも紹介してくださる方がまた面白い・・・。日本から帰ったばかりのご家族と、日本語をちょっと覚えたご子息と、でもご主人はイギリス人なので、最後は自分は何を喋ったか忘れてしまったりする! マダム・Tと早めにおいとまして、いつものレストランで軽くディナーを。最近めったに夜出かけない私は「パリに居たの?」今晩は珍しく24時を回る。

 

Paris

 
 
 
それにしても寒い・・・。アトリエに蟄居して制作するのが一番嬉しい!今晩はベトナム人のH氏の新しいギャラリーのオープニング。地下2階のカーブまで改装が終わったばかり。コレがあのサントノーレ通りだという・・・。パリはこういうところがあるから面白い。オーナーが某国の王朝の末裔とあって来ている方々もソウソウたる方々で。前々大統領夫人もふらっと現れて。ぱっと見てセレブ!と思うのは実はその次のクラス・・・とは私の敬愛する某誌のジャーナリストの説。皆さん本当に飾らないお人柄と、とにかくスポーティーでシンプル。ハイジュエリーは代々のもの、まさかこうい現代アートに場にしてくるはずもなく、私の作品を見て「何の石?」南の島で買った大ぶりな木のブレスレットや、どこかの海辺で買った貝のネックレス。私は自分の仕事が本当に好きだけれど、こういう方々に支えられているのです!「早めに伺って、長居しない」を鉄則としている私は、今晩も早めにおウチゴハン。サンジェルマンに戻ると、もう苦しいほどのクリスマスのイルミネーション。金曜日とあって寒いのにカフェのテラスは満席。ため息が出るほど美しいのです・・・。

 

Paris

 
 
今年はお互いに外国が多くてあまり会えなかったグラフィック・デザイナーのB氏。久しぶりに我が家へお招き。日本にも何度も行っているので、本当に「通」?私のテーブル・セッティングが大好き、と会社のカメラ持参でいらっしゃる。こうして自分の文化に敬愛を持っていただくのはやっぱり嬉しい・・・。こういう気持ちは世界共通な気がする。コスモポリタンなこのパリでは、お互いの文化を受け入れつつ世界中の人が活躍している。

 

Paris

   
 
 
クリスマス直前、例年のコトながら各種(?)のデモ、マニフェスタシオンがスゴイ。私のアトリエの通りは右岸から左岸に抜ける大きな通りなため、毎回大変。ブティックは閉め、シャッターも下ろす。この極寒の中本当に大変・・・頑張って!

 

Paris

 
 
 
普段は夜あまり外出しない私もこの時期はちょっと特別。なかなか会えない友人達とお食事をしたり・・・。同じく日仏の生活パターンのM嬢。今年もパリで、東京でと仲良くしていただいてレストラン情報からヴァカンス先のホテル情報まで、いつも感謝です。昔住んでいたカルチェ・ラタンの、本当に映画に出てきそうな、そして映画に使われているカフェで、ワインを頂きつつ、学生だった頃を思い出す。

 

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クリスマス直前でクライアントに「もう時間がないの・・・」ということでお届けにあがる。サンジェルマンの車の混み方は本当に尋常ではない・・・。イルミネーションが美しいのがせめてもの救いだけれど・・・本当に着くのかしら?車のテールランプとイルミネーションで、華やかなのはいいけれど!!

 

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クリスマスのヴァカンスまで本当に後数日。街のウィンドウも本当に華やか!連日お客様が遅いので、「ホーム」のレストランににも行かれないまま年を越してしまいそう・・・。閉店前にスタッフとご挨拶に伺う。「今年は本当に来なかったよね?ミレジムのシャンパンを明けて下さる。「皆あとひと頑張りだね」とスタッフもようやくリラックス。外のブルーのイルミネーションが本当にきれい・・・。

 

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今年のパリのクリスマスイルミネーションは、EUのカラーがブルーということで、ブルーで統一されている。エッフェル塔もEUの黄色い星と、夕暮れになると圧倒的な美しさのブルーのライトアップ。やっぱりパリは「魔都」・・・、本当に美しい!

 

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ようやくパリサイドの仕事を終え、主人も到着。東京はまだ動いているし、アパルトマンの改装は始まるし、となんだか現実的。クリスマスのディナーは?もちろん我が家はおウチ。昔住んでいた、なじみのお魚屋さんのある商店街は、もう苦しいほどクリスマス!ジビエやフォアグラ、牡蠣のプラトーを作る職人さんたち。本当にヴィヴィッド。我が家の牡蠣は自分達で開けるので、氷もたくさん頂いて早く帰宅しなくては!

 

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クリスマスイヴだというのに・・・アパルトマンの電気工事の立会い?と、なんとも渋い一日。 夜はようやく少し落ち着いて、ロゼのシャンパンで静かなクリスマス!

 

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クリスマス当日は本当にどこも閉まっている・・・。日本のお正月のよう?しかし!私たちはアパルトマンの改装のため、今日も働く・・・。ランチにどこかへ?と開いていて活気のあるところはやっぱりチャイナタウン?エディット・ピアフが生まれたという通りの壁画も本当に久しぶり。美味しいチャイニーズを頂いて、午後も頑張ります!
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